高校生のLちゃんは、学校と部活、塾で大変忙しい毎日ですが、自分のペースで上手に時間を作ってピアノを練習しています。
譜読みが早く、ショパンやメンデルスゾーン、ドビュッシーなど、曲のレパートリーがどんどん増えている彼女ですが、小学生の頃は、新しいことや難しいリズムなどが出てくると弱気になり、練習する前から「出来ない。わからな〜い!」というのが口癖でした。
Lちゃんが5年生の時、発表会に向けて練習を頑張っていましたが、なかなか思うように仕上がっていませんでした。
当教室では、発表会の約1ヶ月前にプレリハーサルを行っています。発表会までにするべき課題を自分で実感してもらい、残り1ヶ月の練習を頑張ってもらうためです。
Lちゃんはそのプレリハーサルで、お友達と弾き合いをしたことがきっかけで、一生懸命練習に励んで、出来なかったことをどんどんクリアしていき、驚くほど上達していきました。
一生懸命頑張ったことで、「やれば出来るんだ」という達成感を味わい、更に発表会で、満足のいく素晴らしい演奏が出来たことが、Lちゃんの自信にもつながったのでしょうね。その時から飛躍的にピアノの力が伸びていきました。
中学校では、合唱コンクールの伴奏者にも選ばれ、見事クラス1位に輝きました!
読譜力がしっかり身に付いて、今では譜読みが得意になったLちゃんは、難しい曲にもどんどん積極的に取り組んでいて、リストの「愛の夢」を練習中です。
「愛の夢」は、誰もが一度は聴いたことがある、とても有名で美しい曲ですが、譜読みが難しく、左右でメロディを弾き分けるといった、技術的にも大変難しい曲です。
今年受験生のLちゃんですが、無理をせず自分のペースで、勉強の息抜きにピアノを楽しんでもらえたらいいなと思っています♪