ピアノの基礎は導入期につけることが大切

piano-and-rose

Gちゃんは、他の教室で数年ピアノを習っていましたが、こちらに来られた時、難しい曲を弾いているのにも関わらず、音符はほとんどわからない状態でした。

楽譜が読めないので、お母さんがお手本を弾いて、Gちゃんは耳コピして弾く、という練習をしていたそうです。この状況に限界を感じておられ、「一から教えてください」とおっしゃって、もう一度基礎からやり直すことになりました。

記憶力が良いGちゃんは、音符はとても順調に覚えられましたが、楽譜をきちんと読まずに、何となく覚えて弾くという癖が付いてしまっていて、これを直すのには時間が掛かりました。

まじめに練習するし、根気のあるGちゃんなので、導入期にきちんとした指導を受けていれば、もっとスムーズに進んでいたはずです・・・。

ピアノの上達には、家での練習が不可欠ですが、大切な導入期にきちんとした基礎を身に付けておくことが最も大事です。

遠回りをしましたが、今では難しい曲でもスムーズに譜読みできるようになり、積極的に弾きたい曲に挑戦しています♪

「楽譜が読めるようになって、譜読みが苦にならなくなり、自分から進んで練習するようになりました!」とお母さんが何度も喜んでくださっています。

ピアノに対しての思いや目標は人それぞれ違いますが、どのような楽しみ方であっても、基礎力を付けておかないとすぐに行き詰まってしまいます。
ピアノを長く楽しむための基礎が身に付くよう、一人ひとりに合わせて丁寧にレッスンしていきたいと思っています♪