第一関節を前に出して、指を丸くするのがピアノを弾く時の正しい形ですが、まだ指力の弱い子供にとっては、なかなか簡単なことではありません。
指が寝ていると、大事な指力が付きませんし、音の強弱や音色を変化させたり、速いパッセージを弾く時にも影響してきます。
レッスンでは、「指を伸ばさず丸めたままにして」とか「怪獣みたいに」など、色々な言葉で伝えていますが、もっと自然に体で感じてもらう方法はないかと、最近新しく取り入れたグッズがあるのですが、これがなかなかの優れもの!!
何かのキャラクターでもなく、本物そっくりのパンのおもちゃですが、意外にも子供達に大人気で、「さあ、パンしようか」と出すと、「やったー!パン登場やー!」とみんな喜んでくれます。
五本の指がちょうど乗る大きさで、弾力と厚みもあり、タッチの練習にはドンピシャです♪
以前使っていたゴムボールより、打鍵する時の指の感覚なども体感しやすく、最近は毎日必ずレッスンで使っています♪
小さな子供だけでなく、先日大学生のレッスンでも、手首と肘の力を解放して音を響かせる方法を、このパンで練習してみたら、見事に音が変わりました!
他にも、これを使ってから、今まで出来なかったことが少しずつ出来るようになってきた子が増えてきているので、今後もパンに期待しています♪
これからもどんどん楽しいアイテムを取り入れて、生徒さんたちが楽しみながら、ピアノの基礎力を習得できるレッスンをしていきたいと思っています♪